人を愛するという事-恋愛感情編-

思い出したように書くブログ、思い出したから書く。なんかそんな感じ

最近時々話に登るようになったので現状を纏めておこうかと思いまして

 

人を愛するという事について

私は現在25歳。周りにお付き合いをする友達も随分増え、中には結婚し、もしくは結婚視野に入れたお付き合いをしている人もいます。

さて今回の話題を簡潔に結論だけ申し上げますと、私は人に恋愛感情を抱くことがとても難しいのです

恋愛感情という、人間の内面、不定形なものをつまんで、いつからなのかとか、何故なのかとか、子細に語ることは容易ではありません。

難しすぎていつもは分かりやすく「恋愛感情が持てない」と自称しております。ですが、せっかくなので自分を見つめ直すためにもなるべく丁寧に、細かく書いていきます。

 

私の覚えている限り最初の恋愛感情に近しいものは小6の担任の先生です。先生は父と同い年で面倒見がよく、不登校気味の私によく「無理はしなくていい、来たくなったらおいで」と気にかけてくれ、学校に行くと他の子と変わらず接し教え叱り諭してくれました。既に父が父らしい事をしなくなっていた当時、先生会いに無理やり学校へ通い、体調を崩してまた休むを繰り返していました

 

次の出来事は中2。思春期真っ盛りの同級生達は雑誌を見ては、誰がかっこいい、こっちがいいなど休み時間にはしゃいでおり、当の私は「どれも同じ顔にみえるなぁ」などと思っておりました。そんな姦しい彼女達の最大の話題は、誰が誰を好きか、です。雑誌の話題についていけない私に皆がじゃあクラスで1番好きなのは誰?!と詰め寄りました。私はとりあえず、女子が来たら古くて固い扉を開けてくれる、気遣いのできる男子の名前をあげておきました。今思っても失策です。次の日には私はその子が好きだとクラス中に広まっており、男女ともに冷やかされ、当の男子から迷惑だと言われました。その他色々タイミング良く要因が重なり、私はわざわざ特待生で入った私学中学を1月でやめ、市立転学できる4月まで引きこもりになる…はずが途中で母にアメリカにぶっ飛ばされるなどしておりました。

 

その後高校は女子校を選択。学費無料の奨学金付きにつられ、うっかり自称進学クラスに行ったため3年間勉強地獄を見ました。お金に釣られるのはよくないね…

大学では良き友と出会えましたが、20歳で勉強のし過ぎ&今更発達障害と言われ、ざらっと精神疾患が増え、先生から「30までの寛解を目指しましょう」と言われ、唯一の長所だった学力は何処へやら、現在まったりふわふわ生きております

 

どうでしょう?なにか分かりましたかね?私にはさっぱりです。

 

恋愛とは色んな形があります。誰かの面影重ねることもあるでしょう。些細なきっかけから恋に落ちることもあるでしょう。だから恋愛感情など私に存在しなかったとは言いません。

 

でも何故でしょうか。私には誰か愛するというのがピンと来ないのです。例えば、蕩けるように甘くて美味しい、熟れる果実が恋慕の感情だとすると、私のそれは中が空っぽで味がしない。私は食べても味がしないのです。

 

1度だけ私を好きだと言ってくれた人がいました。長い付き合いで相手の事も知っていて、私も彼のことを好ましく思っていました。甘い果実を私に手渡してくれた事が嬉しかった。私は食べても味がしないけど、彼の気持ちを無下にしたくなくて受け取りました。でも、味はしないんです。遠距離だったし恋愛初心者には難しかったのかもしれません。それでも私は甘さを感じたかった。結局は私の身勝手が彼を振り回しただけでした。

 

1度だけ私が好きだと言ったことがあります。彼女は小学校からの幼馴染で、中3で市立中学に転学して1人だった私に友達や部活を紹介してくれて、当時の心の支えでした。彼女の家庭環境も壮絶で、私が東京でふらふらしている時に上京する手伝いをしました。必死で頑張る彼女を支えてあげたくて、何か、無条件で彼女の事情に手を出す事が許される免罪符が欲しくて、彼女に好きだと言いました。でもやっぱりそこに愛はないのです。少なくとも恋愛ではない。私の果実は甘くないのです。優しい彼女に余計面倒をかけただけでした。

 

ここまで読んで「運命の人、自分に合う人に出会ってないだけじゃないの?」と思われる人もいるでしょう。年上の方からはまだ25歳でしょ?とよく言われます。実際そうかもしれません。私も冒頭で25歳現在であると言ったのは未来の可能性も考えての事です。人の心は移ろうものだから、いつかその時が来た時私自身が否定しないように、前置きしておきました。

しかしまだ25歳…けれど正直甘さを感じられない人が必死に甘さを感じ取ろうと頑張り続けるには25年は長かった。25年間ずっとじゃないだろっていうのはなしで(笑)少し、感じないものを感じ取ろうとするのに疲れちゃったんです。いつか空っぽの私の果実に甘みがついたら、怖がらずに受け入れたいとは思っています。

まぁでも今は、力を抜いて流れにお任せって感じで

 

そして私は、だからこそ、甘い果実を甘い、美味しいと食べている人を見るのが大好きです。私が上手く感じられないその愛を噛み締めて、時に泣いたり、困ったり、悩んだり、一生懸命愛を抱く人を見るのが大好きです。これは恐らく憧れに近いのでしょうか。私にはあなた達が眩しくて、美しくて、ほんのちょっと羨ましい。そして何より私にはよく解らないそれを分かりやすく言葉で、愛するという事を教えてくれる優しい皆さんが私は大好きです。

私は素敵な話を受け取ってばかりで、お返しができないのが心苦しいけれど、それでもいいと言ってくれる優しい人が居たら、どうかあなたの愛する人の話を聞かせてください。

 

 

恋愛感情に直結する問題が1つ、性について

ちょぉっと生々しいぞエリシアさん…それでも良ければ、次回は性愛編です